私の知り合いに、小学6年生の女の子がいます。
来月は卒業式なので、「卒業式には何を歌うの?」と訊いてみました。すると、返ってきた答えは『巣立ちの歌』でした。
『巣立ちの歌』(村野四郎 作詞/岩河三郎 作曲)とは、1965年に作られ、以前はよく歌われていた卒業ソングです。私も小学校の卒業式には『巣立ちの歌』を歌いました。(もちろんずいぶん昔のことです。)最近は『旅立ちの日に』を歌う小中学校が大半だと聞くので、ずいぶん懐かしい歌を歌うんだなあと思いました。
聞けば、先生が「この歌の歌詞が好きだから、みんなに歌って欲しい」と選ばれたとのこと。ここで歌詞をご紹介することはできませんが、確かに学舎(まなびや)の風景、恩師への感謝、未来への希望を歌い上げる歌詞は、言葉も美しく、今思い出しても心に響きます。
3月には胸いっぱいの希望とともに小学校を巣立つ彼女の未来が、この歌の歌詞のように「輝かしい」ものとなることを願うばかりです。(指揮者N)
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