2月から3月にかけて、全国各地でひな祭りのイベントが開催されています。
伊万里市のお隣、唐津市で開かれているのは「唐津のひいな遊び」。市内5ヶ所の会場のうち、2ヶ所を見に行ってきました。
唐津城に近い『埋門ノ館』には、市民が所蔵する江戸時代の雛人形が、何組も飾られていました。時代を経て古色を帯びているものの、品のある顔立ちや装束からは雅やかな雰囲気が感じられます。
もう一ヶ所訪ねた『町屋カフェ野いちご』では、江戸時代後期に唐津の商家に生まれた女性が所蔵した、立派なお雛様を拝見しました。御殿付きのお雛様は、約160年前に京都で作られたものだそうです。武家のお姫様の雛道具では御殿もしばしば見かけますが、商家でこんな豪華な雛人形を揃えているは初めて見ました。可愛い娘のために、両親が愛情を込めて揃えた雛人形なのでしょう。
さて、私のお雛様はかわいそうなことに、ここ数年「箱入り娘」のまま過ごしております。来年はちゃんと箱から出して、飾り付けてあげなくては…。(指揮者N)
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