私の夢のひとつは「甲子園で伊万里高校の校歌を歌うこと」でした。
伊万里高校の校歌は、男声パートの他、女声はソプラノとアルトに分かれるという全国的にも珍しい混声3部合唱の曲となっています。
ところで、女声のパート分けの基準は何だったのか、少し前に、同級生の中で話題になったことがあります。諸説ありましたが、芸術教科で「音楽」を選択した生徒が、授業の中でアルトのパートを覚えたという結論に至りました。(今はどうされているのか、わかりません)
片岡繁男作詞、森脇憲三作曲による校歌はゆったりとした導入部から軽快なテンポの中間部へと続き、男女の掛け合いを経てフィナーレを迎える構成で、芸術性の高さは他に類を見ないと思っています。
(故)片岡繁男先生は「愛郷の詩人」と呼ばれ、「交響詩伊万里」「交声曲伊万里」の作詩者としても有名な方でした。
また、生前は伊万里合唱団の指揮者Nさんと手紙を通した交流が続いていたこともあり、今年6月の定期演奏会では「交声曲伊万里」をプログラムに加え、練習に励んでいます。
今回のセンバツでは、自分の作品が甲子園で響き渡り、きっと喜ばれていることでしょう。
私も、生きているうちに叶うことはないと思っていた夢が現実のものとなり、感無量です。生徒たちには感謝の言葉しかありません。(管理人)
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