年に数回、所用で福岡市の九州大学病院を訪れる機会があります。先日足を運ぶと、ロビーに置かれた大きなシルエットが目に入りました。何かと思い近づいてみると、巨大な人形が鎮座しています 。それは、博多の夏の風物詩、博多祇園山笠で街を駆け抜けた「舁き山(かきやま)」のひとつでした。近くで見ると、人形の顔つきたるや、迫力満点です。
そう言えば、3月に訪れたときは雛人形、12月には大きなクリスマスツリーが飾り付けられていました。病院という場所柄、不安や心配を抱えてロビーで時間を過ごす方もたくさんいるでしょう。季節ごとの飾りつけは、そんな心を少し和らげてくれるような気がします。スタッフの心遣いを感じつつ、大きな人形を見上げたひとときでした。(指揮者N)
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